移動平均=テクニカルについては押えておこう
説明
「移動平均線」は、毎日のジグザグした価格変動を滑らかな曲線で表現することによって、マーケットのトレンドを明確にするためのものです。 マーケット価格(終値・高値・安値)の過去何日(週・月)分かの平均値を計算して、グラフにします。
期間設定の長さにより、短期線、中期線、長期線に分類することができます。
基本的な読み方は、「移動平均線」が下落ないし横ばいで推移した後、上昇に転じ、価格線がその「移動平均線」を上抜けると重要な「買いサイン」、「移動平均線」が長期間上昇した後、下降に転じ、価格線がその「移動平均線」を下抜けると重要な「売りサイン」とします。
ワンポイント
短期、中期の2本の「移動平均線」を用いて行うチャート分析では、上昇している中期線を短期線が下から上に抜いた地点を「ゴールデンクロス」と呼び「買いサイン」となり、逆に下降している中期線を短期線が上から下に抜いた地点を「デッドクロス」と呼び「売りサイン」とします。
「移動平均線」は売買のタイミングを予測するためだけでなく、マーケット価格の「支持線」「抵抗線」の目安としたり、値動きの中心線としても広く利用されています。